災害訓練
3月17日(月)に災害訓練を実施しました。
今回の訓練では、夜間での食事提供をメインとしたシュミレーションで、実際には正午前からフロアーの電気を消して、カーテンも閉めた状態にして、可能限り暗闇の中での訓練が出来るようにしました。
今回使用した食材は、施設が災害用に備蓄しているアルファ米。賞味期限が切れる前に訓練で使用して、使用した分を新たに補充していくローリングストックを実践しております。


まず、食事の用意に先立って、各フロアーに用意されているランタン等の照明器具をとり出して、電池を入れて灯りの確保から始めます。
食事の用意は、備蓄していた長期保存水をカセットコンロで沸かすことからスタート。
お湯が沸いたらアルファ米に注いでいきます。
実際に災害が発生した場合は、少しでもゴミを少なくするためにアルファ米の容器をそのまま器替わりにすることを想定していますが、今回は訓練のため敢えて使い捨て容器(皿)に移し替えて入居者の皆様に提供させて頂きました。




アルファ米以外にも缶詰(マンゴー)の提供も行いました。
しかし、一般的に流通している缶詰類はプルトップ式のものが多くなっており、缶切りを使って缶詰を開けたことのない職員も増えてきているのが現状です。
そのため、缶詰1つを開けるのに悪戦苦闘のフロアーもありました。
出来上がった食事については、入居者の皆様からの感想も様々ありましたが概ね好評でした。
これは各メーカーが販売しているアルファ米を使った非常食のバリエーションも増え、味や食感も一昔前の商品とは比べ物にならない程に向上しているためと思われます。



施設がある大阪市北区では、ハザードマップにおいても淀川の氾濫、内水氾濫、南海トラフ巨大地震による津波浸水が想定されています。
今回の災害訓練ではシーツを利用した搬送訓練も実施いたしました。

